喜びの春、「和名ケ谷 ほたるの里」建設着々と

芽吹きの春。満開の桜、菜の花、野草が国分川周辺に咲きほころび、行きかう散歩人の喜びが伝わってきます。

老人保健施設“島村洗心苑”のそばを流れる国分川を見渡して、4月1日に行われた国分川桜まつりでは、長年にわたった国分川の美化運動の成果が実り、かすみたなびく桜並木に感謝しきりです。

洗心苑に隣接して、今秋開所予定のグループホーム<和名ケ谷 ほたるの里>の地鎮祭、工事が、まもなく始まります。グループホームとは、地域の認知症の方たちに対応した共同生活を介助する施設です。<和名ケ谷 ほたるの里>は、1階建ての、認知症の方1 8人をお世話できる施設で、生活を楽しめるような場にしていくつもりです。

認知症予防─今からできること

認知症の予防も大切です。予防には、生活習慣病予防・治療をすること、そして、睡眠をとること、運動を楽しみ、仲間と楽しく過ごすことが重要です。

私の義兄である岡山の“もろおかクリニック”諸岡弘脳神経外科医は、脳脊髄液の循環を解明した大家で、「脳脊髄液の循環を良くすること」が認知症予防につながるようです。

また、「呼吸法」と「水分摂取」も大事です。
心拍数や血圧が上がらない食生活や静かな呼吸、脱水にならない適度の水分摂取を強調しています。
(週刊新潮3/29号79ページ参照)

ステキな音楽も認知症予防に役立ちます。
第8回“コンサートと医療・介護の講演”が5月10日松戸市民劇場で14 時から開催します。今回の講演は、苛原実先生の「かかりつけ医の行う認知症診療」です。
コンサートは吉村直美さんの「世界のピアノ名曲集」。
家族や近所の人とお誘いあわせて足を運んでみてください。


【お知らせ】今年度から医療・介護保険のW改定が実施

国は、社会保障費の低減等をおもな目的として、施設から在宅への流れを推進し、そのための報酬改定による誘導や医療と介護の連携、地域単位でのケア等を進めてきましたが、
2018年度は、介護報酬・診療報酬の同時改定が実施されます。
これによって、次の点を改善するねらいがあります。
(1)地域の医療・介護施設問の連携と、それぞれの施設の機能の特色を発揮する。
(2)質の高い医療の提供:特に、小児医療、がんや認知症等
(3)医療介護従事者の負担の軽減。
(4)効率的、安全性の医療・介護の提供

まずは、ご自分や家族の健康維持管理、介護相談等、かかりつけ医によく相談できるようされるとよいでしょう。
当院も、受付の近くに相談窓口を置いてあります。
気軽にご相談ください。